利益が出れば、手許にその分の現金・預金が増加することになりますが、税理士になってから「手元にお金が無いのに、なぜこんなにも利益がでるのか(=税金をおさめなければならないのか)?」という質問を受けることが非常に多くあります。

つまり、「勘定あって銭足らず」の状況に陥っているということですが、その原因は何なのでしょうか?

 

当然のことですが、利益の計算は収益から費用を引いて計算しますが、

お金が入ってきた=収入≠収益

お金が出ていった=支出≠費用

であるということを理解することが大事です。

 

つまり、以下のパターンが考えられます。

① お金が入ってきても収益にならないもの

・貸付金の返済を受けた

・販売前に受け取った商品代金(前受金)

② お金が入ってこなくても収益になるもの

・商品販売したが未入金のもの(売掛金)

・借金の棒引きしてもらった(債務免除益)

③ お金が出ていっても費用ならないもの

・借入金を返済した

・商品を仕入れたものの売れ残った商品(棚卸資産)

・固定資産を購入した

・事業資金を使って事業用以外の支出(個人的な買い物)をした。

・事業資金を使ったが領収書等の保管が無く何に使ったのか分からない。

④ お金が出ていかなくても費用となるもの

・減価償却費

・回収不能の貸付金、売掛金の放棄(貸倒損失)

・不要資産の廃棄、除却

 

「勘定あって金足らず」の状態は帳簿上は利益が出ているにもかかわらず、手許に資金がないということですから、上記②「お金が入っていなくても収益となるもの」、③「お金が出て行ってもの費用とならないもの」の理由により発生していると考えられます。

次回は、これらに対する対策を考えてみたいと思います。

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