皆様、あけましておめでとうございます。「次回」と言いつつ、かなり時間をおいてしまいました。

さて、前回申しました私の税理士としてのミッション、それは「中小企業のバックオフィス(経理・総務・庶務)の生産性向上」です。

突然ですが私の両親は小さな個人事業を営んでいます。

父が現場に出て、母が総務・経理等を行う典型的な家族経営の事業者です。確定申告時期になると母は手書きの帳面を基に夜遅くまで決算書を作っていた姿が印象的でした。

それから国税の職場に入ることになり、税務署で中小企業に対する調査事務に従事しました。調査を通じて多くの会社の記帳状況を見てきましたが、世の中のほとんどの中小企業は私の実家と同じような状況でした。経営者は庶務・経理事務よりも売上を伸ばすことが至上命題であり、それが故にキャッシュを生まないバックオフィス部門は軽く見られがちです。そして私もそれを仕方がないと思っていました。

しかしながら、その後、東京国税局調査部という資本金1億円以上の大法人を所管する部署に異動し、大規模法人の調査に従事することになりました。そこで、大規模法人はERP(Enterprise Resourses Plannning)システム、つまり基幹業務システムの開発に巨額の投資を行っていることを知ったのです。大規模法人は、ERPを使用して、受注から売上計上・入金管理、購買から仕入・支払手続までが一気通貫となっており、バックオフィス業務の効率化を図っています。つまり、業務フローを洗い出し、経営資源(ヒト、モノ、カネ)の配置を最適化しています。

しかし、今やこれらの話は大規模法人に限ったことではありません。テクノロジーの発展による恩恵は中小企業にも押し寄せています。それがMFクラウドやfreeeといったクラウドサービスです。これらのサービスを活用することにより、バックオフィス業務の負担を軽くして、経営者の方が本来やるべき業務に集中していただくこと。

これが私が税理士として取り組みたいミッションです。

平成29年分の確定申告も近づいてきています。日々の記帳業務にうんざりだという経理担当の皆様、是非、当法人にご相談ください。

私が約14年間勤務した国税の職場を退職したのは平成29年7月。自分自身を成長させてくれた素晴らしい職場でした。退職した今でも、そこで出会った同期、先輩方や後輩達には感謝の言葉しかありません。

そもそも、私が国税の職場を志そうと思ったきっかけは、父親が個人事業を営んでいることもあって、中小企業の社長と積極的に話ができるような仕事に就きたいと思ったからです。

その後、平成16年4月に国税専門官採用試験を経て、運良く熊本国税局に入局。主に法人税の調査事務に携わりました。調査の中でお会いした経営者の皆様が事業発展のために力を尽くす姿は、私にとって非常に刺激的で魅力的に感じました。

しかし、所詮は調査官と社長の立場。調査が終われば二度とお会いすることはありません。私は、そのような関係に物足りなさを感じるようになりました。

そう、私の目標は「社長と話ができる仕事がしたい」から「社長を積極的にサポートできる仕事がしたい」というものに変わっていったのです。

そして、そのモチベーションを胸に、税理士試験の勉強を開始。平成27年にこれまた運良く税理士試験(簿記論・財務諸表論)を合格することができました。

よく「なぜ、国税を辞めたの?もったいない?」と、尋ねられますが、このような気持ちで税理士として経営者の皆様を全力でサポートさせていただければと思っています。

次回は、私が税理士として取り組んでいきたいミッションについてお話させていただきます。